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pocket*の邪魔にならなさは凄い。(音量も含め)

drikinさん制作によるMacレパード以降向けのTwitterクライアント「pocket*」。画面上にずっと出しっぱなしでサウンドもオンにしたままですが、全然気にならないです。
この気にならなさ、まず見栄えにおける枠の大きさ(タテヨコ比および長さ)やフォントのあれこれ(としかいいようがない)、そしてサウンドの音量。この音量調整度合いが神。ほんとに「鳴っているのがわかるかわかんないか」っていうか、なんだ、ようするに「邪魔にならない」んですよ!最初から言ってるように!
でもね、邪魔にならないって言っても、「無い」のとは違うんです。激しく違います。ある「のに」無いように感じさせるっていうのは、僕思うんですが、あらゆる「表現」がじつは目指しているところではないでしょうか? 字幕翻訳で有名な戸田奈津子さんはいつだったかTVで、自分の目指す字幕は「透明な字幕だ」と言っており、つまり日本語を読んでいることを忘れるような字幕だと。それ思い出した今書きながら。
「在る」のに「無い」、聴こえてるのに聴こえてない、のに時々ふと気づかされる着信音。僕にいま言えるのはここまで。(あ、そう)
ちなみに僕はこれ、p3と併用してる感じですね。この前、17歳の人がつくったというワーム(ウィルスみたいなの)が流行って「ウェブサイトでTwitterみない方がイイヨ」的な流れになったので、それ以降各ページ行かなくてもfollow等ほとんどの用が済むTweetDeckや、リンク先のウェブページ(Twitter以外の)が見れるTwitterPod(pocket*と同じdrikinさん作による)も含めて3、4コのクライアントを上げてることもありますが、あとついでに思い出しながら書くと、ポスト(投稿)はping.fm経由でjabberやAIMから入れることも多いですね。人の投稿を閲覧するヒマがない時はそれらIMから投げっぱなしという。投げっぱなしといえば、クイックシルヴァーのプラグインであるQSTwitterも良いです。投げっぱなしの極北というか(笑)、そういうのは好きです。QSTwitterといえば一時、Growlで投稿完了表示が入るかも(欲しいという人がいた)という話もありましたがあれはどうなったんでしょうね。まあ僕はほんとにどっちでもOKですがー。
あと何だっけな、書こうとして今忘れてる・・・あ、そうだ、Growlか、まあ基本的にはずーっとTwitterのみんなの投稿チェックしてられるわけでもないので、Growlという更新のたびお知らせしてくれるやつを使っていて、それに対応してるものも適宜使用しています。どうしても集中必要なときはそれもオフにするんですが、さすがにそうするとメリハリがついて集中できる気がしてます。つまりGrowlはオンでもオフでも役に立つ。
で、その意味で今度は逆にそういったGrowl的な「お知らせをする/しない」といった概念から外れたこのpocket*はすごいね、ということになって、革命的なアイディアというのはまさにそういう風に言えるのかな、とも思った。これまでのパラメータとは別の軸というか、パラダイムが別っていうか。(パラダイムとしか言いようがない。これまで問題にされていた尺/路線/レールとは使ってる発想が違うというか)

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今日の、これがリリースされてから数時間のあいだ、ずっと作業しながらもこれに関するTwitterユーザーたちの反応と、それに対するdrikinさんの受け応えを見ていて、ちょうど去年のいま頃(よりは後だけど)、サンフランシスコでおこなわれたアップルのカンファレンス(ってどういう意味?)「WWDC2008」の様子をUstreamでモニターにへばりついて、そのときもまた作業ずっとしながら(schola_Bachの最初の超大変なときだった!いろいろ不調で!)、まさにiPhoneが発表されているちょうどそのとき、というのをリアルタイムで「みんな」と共有体験/感していたことを思い出した。そのUstでもじつはまたdrikinさんがウルトラ大きな役割を果たしていたのだったが・・・。
つい長文になってしまった。最初の一行を書くためだけに編集画面を開けたのだったが・・・。

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pocket*の邪魔にならなさは凄い。(音量も含め)

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追記。そうそう、これ、ヘッドホンして着信音聴くとまたビビります。関わられた方々のイイ仕事ぶりに脱帽。