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一日作業。mailを介在しての仕事にようやく馴れてきた。というか別人になりつつある。ようするにまたアノ週間がやってきた感じ。んむむ。とにかく仕事を処理していくっていう時に、何にも書き残さないで、自分だけにわかる仕方で進めていくのが一番早いという実感。だが、一人でやる時はそれでいいのではあるが、チームでやるときにはmailなりで言葉にしていく必要があるのでスピードが落ちる。電話、使えばいいのにとは言われるけれど、そしてかなり使ってますが、一人の頭の中で使っている言葉は人間と喋る言葉、すなわち人間語ではない。ので人間語に翻訳する必要が出てきて、翻訳すればそれは別物になっている。僕が、ブログ書きながら仕事してる佐々木さんとか菊地さんを凄いなーと思うのはそこである。ブログの言葉は他人に投げる言葉であり、一人で考えながら仕事をする時に使っているのはそれではない。二つの言葉を喋るには2倍の時間が単純に言ってかかるし切り替えの面倒さを考えればそれ以上だ。そのうえ、自分にだけ喋っていられれば途中で保存してまたすぐ再開できるが、一旦別の言葉にシフトしてしまえば、さっきまで進んでいた途中から再開するのはかなりムズカシイと思われる。つまりボーリングでストライクないしスペアを続けていくことと、9ピンずつ倒していくことの差がそうであるように「最終的にはもの凄い差が開く」。
しかしまた、自分だけの言葉を喋っているだけでは他人と一緒には何も出来ないし、その後の人たちに何かを伝えていくことも難しい。不便な思いをして言葉に残すのは他人に伝えるためである。その後の自分、というのも含めた他人に。単純な図式にしてみれば、言葉にだけしていては物は出来ないが、言葉にしなければ生まれた物も生き延びない。生きていけるかも、という可能性がまた、別の何かを生み出そう、という欲望を発起しもする。その二項が対称かどうかはわからない。