こちらの本でありCDであり、というものを編集させて頂きました。
commmons: schola vol.1 J.S. Bach Ryuichi Sakamoto selection
- アーティスト: オムニバス(クラシック),エクヴィルツ(クルト),テルツ少年合唱団,アムステルダム・トーンクンスト合唱団
- 出版社/メーカー: commmons
- 発売日: 2008/09/24
- メディア: CD
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詳しくは、坂本さん関連のサイトやページをぐぐるといろいろ出てくると思うので多くは書かないですが、そうだな、とりあえずcommmonsのページにリンクを貼っておきます。
http://www.commmons.com/index.html#artists/schola/disco
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本作においては、後藤繁雄さんがブックレットの編集を統括されているのですが、かなり濃密膨大な内容になるだろう、しかもこれは、全集企画の第1巻(テーマはバッハ)でそれが30巻つづく、何年かかるの、という状況に対応するための手を持った猫としてワタシ呼んで頂きまして、本年2月の仏革本を入稿した翌日には本格的な打ち合わせがあったのですが、だから文字通り休む間もなく息つく間もなく作っていました。
いや実際には、準備期間を含めるとさらにずいぶん前からスタートしてもいたのでしたが、いずれにせよようやくその初手が出た、という感じで、このためにblogを休んだりもしましたが、あれって効果あったのかいまだにわかりませんが、あったかなかったかは読んでみて頂いた読者の方のみぞ知るところ、というところでしょうか。わかりませんが。
と、ここまで書きながらそろそろまたお休みした方がいいのかなblog、更新頻度落とすとか、とかちょっと思ったりもし中(しちゅう)。
ともあれ関係各位、おつかれさまでした。読者の皆さん、(そして潜在的な、未来の読者の皆さん、)ようこそいらっしゃいました。よろしくお願い致します。
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そういえば、いくつか本作については補足しておいた方がいいんじゃないか、と思うことがあったんですが、その一つとしてこのCDは坂本さんがマスタリングされています。それは本作を語るうえでかなり重要な点だと個人的には思っています。
それから、CD収録曲の選曲はもちろん、ブックレットに収められている推薦盤リスト(というのがあるんです)、これも事細かに坂本さんからご指定のあったもので、それを含めた選曲に対するなんというかあれ、あれ、何て言うんだろう、あれには並々ならぬものがあると言っても過言じゃないと思います。その辺の、本作を作るにあたっての背景というかある種の本質の一要素というか、解説ともなるテキストを先日、小沼純一さんがイントキシケイト(タワレコで配られているジャズっぽいフリーペーパー)の巻頭で、池澤夏樹さんが編んだ文学全集と並べて書かれていたのをたまたま目にしたのですが、あとでweb上に資料があればリンクしておきますが、逆に言うと他のところでは、プレス・リリースなども含めてあんまり、本来なら強調されるべきと思われるそういった部分がちょっとわかりづらいかな、と思ったので大事なので書いておきました。
あとそうだ、これはいわばコンピレーションなのですが、これらの曲を集める、というのはたぶんそうそう簡単には実現しない話というか、レコード会社のボーダーをかなり越境して、越境して、越境して、本当に各社の厚いご協力の上で成り立っているラインナップ&曲順(&坂本さんのマスタリング。ところでマスタリングって何?)という部分もあるので、その辺の稀少さ、凄さ、なかなか出会えないその「出会えなさ(がゆえのいわば奇跡振り)」のようなものが、伝わったらいいなと思うのですが、おそらく数十年もすれば少なからず容易に伝わるというか伝播しているとも思われるそのような点について、同時代的にはまだ情報薄いかな、と思うので書きました。
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コンテンツの一つとして、坂本さんと上述の小沼さんと、浅田彰さんによるバッハに関する鼎談があります。その下には脚註がついています。そうです、もちろん仏革メソッドを(編集上の)生かしています。主観的に・・・。
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お楽しみ頂けましたら幸いです。