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オールあとで、と前日記では書いたのだったが、あとになればそのとき書くべき(書ける)ことが新たにあるのも必然でした。
それは数時間前、わが家へ届いた一冊の本『信念対立の克服をどう考えるか:構造構成主義研究2』(北大路書房)で、詳しくは西條剛央さんブログで追々紹介されていくと思いますが、とりあえず同ブログの予告文によれば、

内容は、養老孟司氏の特別講演、竹田青嗣池田清彦西條剛央による鼎談、それぞれの領域に新たな「転回」を引き起こしうる珠玉の論文8本他、充実したコンテンツになっています。
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/diary/200802260000/

とのこと、とにかくこの本でまた(というか)レポートみたいな文章を書かせて頂いています。
西條さんとはいつ以来でしたか、僕が西條さんのご著書やおっしゃってることを面白い! と言っているうちにお知り合いになったりして、こういう文章を依頼して頂くのにしても、べつに、というよりむしろ、仏革とか東大講義のこととかがきっかけになったわけではまったくない経路から言って頂いたりしてそれが嬉しくもありありがたくもあり、です。
さっきパラパラーっと読みましたが、この鉛のように詰まった内容が、物としてはけっこうというかかなりカジュアルにパッケージされていて、読みやすく持ち運びやすくそれもいいっていうか、しかし何よりこれも相当変わった本!(笑)です。稀有だなあ、という感じ。これは時間の厚みに相当耐えるんじゃないでしょうか(予想)。
養老先生のお話も、竹田・池田・西條諸氏の鼎談(ていだん)もそれだけで満足しそうな内容ですが、それがまだ前半というか本全体の構成から見たら導入のようですらあるというのが凄い。
刊行はもう少し後なのかな? 具体的な日取りが検索上では見えないのですが、いずれにせよ今月中だと思いますので、構造構成主義その他、これ自分に関係ありそうだな、と思った方はチェックしてみてください。