103

直木&芥川賞の候補が発表されました。候補が出る前の僕の予想は、直木=桜庭さんの『私の男』、芥川=磯崎憲一郎さんの『肝心の子供』でしたが、磯崎さんは候補になってないので大層おどろいた!まじで!文藝賞を磯崎さんと同時に受賞された丹下健太さんの『青色讃歌』も関係なくてそれもおどろいた。しかし(というか)ナオコーラさんの『カツラ美容室別室』が選ばれていて良かったです。ナオコーラさんは先月号の文學界チュートリアルのライブに行った話を書かれていてそれがとても面白かったです。同じ文學界ではケータイ小説に関する座談会があって、中村航さんの話などありそれもとても良い内容だった。
新潮の先月号(新年号というか)も読みまして、ものすごい濃さ。あれはCDをつけることでむしろその濃さをポップに薄めているのではないかと感じた。
直木賞芥川賞の候補は以下でした。

直木賞

井上荒野「ベーコン」(集英社)/黒川博行「悪果」(角川書店)/古処誠二「敵影」(新潮社)/桜庭一樹「私の男」(文藝春秋)/佐々木譲「警官の血」(新潮社)/馳 星周「約束の地で」(集英社
http://www.bunshun.co.jp/award/naoki/index.htm

芥川賞

川上未映子 「乳と卵」(文學界12月号)/田中慎弥「切れた鎖」(新潮12月号)/津村記久子「カソウスキの行方」(群像9月号)/中山智幸「空で歌う」(群像8月号)/西村賢太「小銭をかぞえる」(文學界11月号)/山崎ナオコーラ「カツラ美容室別室」(文藝秋号)/楊 逸「ワンちゃん」(文學界12月号)
http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/index.htm