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仏革の原稿書きに関連して、書き起こしサイト、というかhtmlで手書きで書いてるウェブサイトを閲覧/修正していたら、濱瀬元彦先生が2004年度の東大菊地ゼミ最終講義にゲストでいらした回や、やはり2004年度の講義概要をまとめたナヴィページを、かつてのぼくが物凄いがんばって作ってて「おお」と思った。
今からそいつのそばに行って、よくやったぞおい、とか言ってあげたい、とか一瞬思ったが、ちょっと待て、そのときのぼくはそういうのを頑張ってる、とかこの懸命さを誰かに理解してほしい、とはあまり思っていなかった気がする。誰かの役に立つかも、とか喜んでもらえるかも、とは思っていたかもしれないんだけど、べつに自己実現的な、そこに私の存在価値を刻みつける、といった目的なのでもない、なんか「流れ」で、ただ足もとのベルトコンベアーが凄いスピードで回転してしまってるから仕方なく、かといって嫌がっているのでもなく、そんな風に頑張っていた気がする。
それによって何らかの、どれだけのいいことがあったのかとか、あるいは前もってその代償というか報酬が決まってたとかでもなく、たぶん世界には無尽蔵に近くこういうサイトってあるんだろうけど、つまり無償でそういうことをやってたわけだ。
このウェブサイトはほとんど僕そのもので、ぐったりしてるし適当だし先の濱瀬先生のページなどはファイアフォックスというブラウザで閲覧すると文章がオール中央寄せになってまるで現代詩(のしかも長編詩)のような状態のまま2年半が過ぎていたぐらいなんだけど(さっき5分で直した。それだけシンプルなミスだった)、まだ射程としては十分、見たことない人には面白いものである可能性が高いコンテンツが残ってるし(主観)、いずれそれとは別のいくつかのコンテンツは生き返ってくるんじゃないかと他人事のように思っている(いま残っている内容は、じつは以前あった3分の1にも満たない)。
だから、まだ見たことがない人は、上で挙げたいくつかのものは見返してもらってももしかしたら良いかもしれないのだが、それとは別に、これも上記の修正の際に気づいたのだけど、このサイト内の古い何ページかでは、もう2年近く使用していなかったメールアドレス(Hotmail)を、連絡先として明記したままだったことに気づいてあわてて消した。もしかすると、とくにその濱瀬先生の講義ページに関する感想メールなどを、そちらへ投げてくれた人もいるかもしれないんですが、そうした内容は確認できていないので、もしこれを読んでいて「サイトの感想を送ったのに返信がないなー」という方は、僕は大抵制作物への感想については返信しているのでそれは読んでいない、ということですからよかったら再送してください。(メアドは「feed back」というこの機につくったページや、このブログのプロフィールページにあります)
http://www.geocities.jp/television2nd/