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 どとうのここ数日。何してたんだ、一体・・・だめだ、思い出せない。
 とりあえずあれだ、前々回の後藤さんのスクールに行ったのが16日で、その日に帰ってからぐーっと映像づくりに集中して、途中でスパークスのライブが20日にあって、それを帰ってから翌日いっぱい映像の仕上げをして、仕上がらなくて、22日の午前中までかけてやってから2時間ぐらい寝て渋谷へ行って、ライブ中はPA卓のすぐ横(というか同じ卓)でフェーダーとかで様子を調整できたので図らずも演奏と同期させながらライブ時間を過ごして、なんだ、演奏者か俺、心地良い緊張感、というか気が抜けない!!と思いながらあっという間に時は過ぎてプチ打ち上げ@センター街。30分ぐらい?ナマチュウ2杯かる飲みして別れて翌23日は前エントリーのスーパースクール。書いたように過去最高かも、という良い内容で、講座前には良い話も聞ける。後藤さん、それ本当の話ですか?真に受けますよ?と思う。まあやるべきことをやるだけなのだが。で、その日も帰ってすぐに大谷能生フランス革命、目下進行中のダミー制作を続行。水曜のBOOK246レクチャー(テーマはマルコムX)に行った際に提出、と決めていたのでぐわーとやるが一部作業、難航。火曜は一日かけてやるも終わらず、そのまま徹夜、のままあっという間に夜、レクチャーの開始時刻となってしまい、ギリギリまで作業するが結局その日の提出は無理と判断してレクチャーの終了に合わせて、未完の原本を持って青山へ。夜9時に青山の会場へ着いたが、いつもなら9時過ぎに終わるはずの会が随分白熱して時間、伸びている。見ると参加者も心なしかいつもより多いような。ウェブエスカイアでの連載開始が早くも効果を見せているのか。9時半近くになってようやくお開きになって、参加していたいつもお世話になっていますjunさんと少しお話して、明日は合同ゼミですよ、来れます?とか平日なんだよね、とか言い合って、会場の後片付けが済みお客さんも大半が引けた頃大谷さんとプチ打合せ、翌日木曜が図らずも僕は合同ゼミ、大谷さんはクリティックコースの講師という理由でどちらも京橋の映画美学校に、ほぼ同じ時間にいることを確認して、じゃあ、明日あらためてお願いします、と申し上げて一路、中野坂上。本当はそのまま大谷さんと細かい話もしてしまいたかったけど、その日は夜10時からペン大その他でお世話になっているyamatoさんの会社でちょっとした用を頼まれていたのだった。9時半に大谷さんのレクチャーが終わったのでうわ、遅刻かな、と思ったがBOOK246のある青山一丁目から中野坂上までは都営大江戸線で15分弱の距離だったので、かなりジャストタイミングな感じで事務所へ到着。すぐには作業に入れない感じだったのでスタンバイができるまでyamatoさんとそのまま同週土曜に予定されているかなりオオゴトなとあるインタヴューについて段取り。なんと僕はその土曜、知る人ぞ知るオオゴトな音楽家にyamatoさん経由のコネでインタヴューをすることになっていて、無事叶ったらこのブログでもどーんとお知らせしようと思っていたのだが、そしてそれは時系列を割って先回りして言うとあちらの都合でナシになったのだが(どーん)、ともあれこの段階(25日・水)ではまだやる気だったのでちょこまかアイディアを出し合う。しばらくして頼まれていた作業、おお、新鮮、楽しい、でも出来ない、が、愉しい。サクッと終わってお先に失礼、この時点まで一睡もしていなかったので、何だか地面から身体が浮いているような自覚。帰って翌日渡すことにしたダミーの作業継続。細かい気になる部分を修正補完、いろいろ繰り返して気がつくとまた朝。でもキリがつくまで安心できないのでさらに継続、昼前になってようやく先が見えて就寝、起きてじつはこの日に開講する予定の合同ゼミに関してほとんど準備ゼロ状態だったので、ルネ・クレールの『幕間』のDVDなど、この回の歴史タームで設定された年代である1920年代の映画を数点みつくろって(F.W.ムルナウも)、一路、京橋の前にまず青山へ。青山の青山ブックセンター本店の脇にはコピーサービスがあって、僕はよく後藤さんのスクールに出席する際、勝手に各種レジュメやダミー本を、ここのコピーサービスの両面印刷を使用して作成しているので使い勝手がよく、また印刷がキレイ、という思い込みがあるのでそこへ寄って大量にコピー、夜7時からゼミを行う予定だったが、すべて印刷が終わったのは6時50分、うわ、無理、表参道駅まで小走りで行って京橋まで一本、10分弱、じつはこの日はさらに7時に、マーラシカのシラヤマさんと前週のライブに関するあれがあったのでゼミ開講前に教室で会う約束をしていて、しかし彼女もその後用があるからと言っていたのだが僕が美学校に着いたのは7時5分、すいませーん、と駆け込んで例のあれを渡してちょっと世間話、のあと、ゼミの開講を30分遅らせて、大量にあるコピーを一つずつ手で折っていく。と、まだ時間大丈夫なんで、と言ってシラヤマさんと、ほどなくしてゼミにお越し下さったKYさんの3人で家内制手工業的に折って組んで中綴じホチキスで製本。良いものができる。我が子のようだ。ゼミの内容についてはまたいずれ。という、ゼミの途中で9時半を迎えて、9時半といえば同日同時間帯に同校の別教室で行われているはずのクリティックコースで教鞭を執っておられる大谷さんの講座終了時刻であるはずなので、ゼミのほうは休憩を入れてクリティックコースの受付へ行ってさっき生まれたばかりのダミーを事務局の(そして音楽家の)AKさんに託し、「もしよかったら下でゼミやってますから」と伝言もして再び地下のゼミ教室へ。それにしてもこの日の内容もまた、素晴らしかったなー。という、9時半を少し過ぎた頃にクリティックコースの受講を終えた美学校生でゼミへ来て下さった方がちらほら入室、おお、おつかれのところありがとうございます、でも本当に面白いですよ、と思いながら進行中の内容を聴講していたらホワイトボードを背にしたレクチャー中のKYさんが「あ、大谷さん」と声を上げて見ると大谷さんも寄ってくださった。ありがとうございます。これでこの教室のこのゼミには菊地さんと大谷さんのアイラーズ、お二人が見に来てくださったことになる。個人的にはじつはさらに文芸批評家にして僕のアイドル、石川忠司さんも参加して下さったのが凄いのだが。ともあれそこで大谷さんともあらためて少しだけフランス革命の話をして気がつけばゼミ終了、すこぶる充実した感だが息つく間もなく土曜のインタヴューに備えて情報ディグディグ、と思って帰宅パソコンを開けたら天地がひっくり返るようなお誘いが!メール!!・・・一気にメータ振り切りのそのお誘いに、どうしよう、金曜はたしかに空いてるな、と思ってさっそく「じゃあ、今日」と返して即ゼミの翌日であり土曜のインタヴュー前日である金曜にお会いすることに。うーむ、しかしただ漫然と会うのではもったいなさ過ぎる、ということでここでもまた情報ディグディグ&構想。俺は普段何を指向しているのか、この方に何を聞きたいのか、何を訊きたいのか、とかノート何ページにも及んでメモする。で、寝る。が、同日またご本人からメールを頂いて急遽キャンセル(どーん)。地が抜けたかと思うほど落ちるが、仕方がない&でも日曜にあらためて、ということになって緊張感を保つように、空いた時間を使って、というか他のことをしてないとザクザク落ちていきそうなので翌日の為に予習予習、土曜になってすこぶる緊張したままyamatoさんの会社へ。もうすぐかの音楽家、到着する!という時になってこれもキャンセル。あるのか、そんなこと。しかもこちらはひとまず中止の由。残念ではあるが、しかしそのために費やしたエトセトラは一つも無駄じゃない、ということは、気持のバランスを取るためにではなく具体的にそうだ、と驚くぐらいはっきり思う。もう一度言う、何も無駄になっていない、どころか、すべて糧になっている。見ろこのノートを、全部僕の役に立つじゃないか。yamatoさんとそれから軽メシ軽呑みしに小料理屋、数分だが思いがけず息抜きになった感じで一番搾りの瓶ビール、うまいなーこれ、と本気で思う。もうナマチュウなんか飲めないね(飲むけど)。で、帰宅してこれ書いてます。いよいよ明日は金曜のが延期になったかの方との邂逅。うわーーーどうなるんだ。で、その翌日は後藤さんのスクールがあって行けないはずだった、今年度最後のペン大に、後藤さんの都合でスクールが休講になったため行ってきます。で、その時にはここずーっと約束しておいて手配できなかった音源をペン大同級生のTさんに、直で渡して謝らないと。Tさん!すいません、本当!!
 ところで、22日に渋谷で行われたシラヤマさんのユニット、マーラシカによるライブ、につけた映像の自己解題を、マーラシカさんのサイトに掲載して頂きました。ありがとう!!お二人!!!
 http://marasica.client.jp/report.html
 つまりこれは、あれです、8本の映画をサンプリングしてそういうのを作ったという話ですね。コラボレーションはすんごく上手くいったんだよなーー、でも、ビデオカメラが壊れててシューティングできなかったのが超残念!でも、一回性って話もこの間のゼミで出てたしな、いいか。いいのか。いいな。