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 あっというまに今日。早いのか遅いのか、あれから僕はどうなったか。すごく良くなったような気も、存外悪くなっているような気も、どっちもする。どっちも、ってことですか。
 8月5日に新宿で行われるパーティーは、僕が構成とライナーに関わった局地的・猛ローカルなCDの完成記念でもあるが、同時に今日の日のためのものである。本来であればそのパーティーは、今日行われるはずだった。が、諸事情により再来週だ。ライナーの文章はCDを買ってくれた方への限定の品であるが、昔のミクシィ日記のどこかには下書きが載っけてあるので、いずれ僕のオープンサイトのほうにも転載できるかもしれない。全然そんな、大したあれじゃないですが。
 じつは少し前までは、今日のエントリーでその文章をアップしようと思っていたのだが、どうにもそぐわないのでやめにして、同文は13の断章から成っているのだが、その14章を付記してそれとしたい。

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14) さっき気がついたのだが、そして実際それは超当たり前のことなのだが、どうやら少しずつ、ほんの少しずつ、彼と聴いた、彼に聴かせた音楽より、彼が知らなかった音楽のほうが増えてきている。これは、知っていたっけ?じゃあ、これは?それは聴いてる。それは知らないはず。
 未来を思い出す。自分も触れたであろうそのシーンを懐古して、先取りして言う。人生をくれた。それを大事にする。