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 いつも見てますアートのことなら今のところここに勝る絶妙なバランス感覚を持ったサイトは他にないと思います。(あるなら教えて)
■ART遊覧→http://www.art-yuran.jp/
 「遊覧気分でアートを見に行こう」というテーマにすべてが集約されているように、バランス感覚というのはピックアップするアーティストや展覧会のセレクトが、ということではなくて、その伝える際の体温というか、ようするにすごく力が抜けてるんですね。
 アートを伝える側の体温といえば、普通は「偉そう」になるか「攻撃的」になるかのどちらかなのだが、このサイトの言葉はそのいずれにも共通する押し付けがましさがないので、まさに遊覧気分を味わうきっかけになるような気がします。
 とはいえ、これを本当に参照したり役に立てたり遊覧のきっかけに出来るのは、すでにアート分野に立っている人のような気がして、素地のない人々へのアピールは薄いかなーというのが正直なところですが、だからと言ってこのサイトの価値が失われるということはなく、ほぼ毎日更新されているというだけでも驚嘆です。
 でもなんか、普段TVとか漫画とか読んでる僕みたいな人にはアピール薄いんだよな・・・。つまりあれなんですね、喩えていえば、橋がないんですよ。架け橋が。川を挟んでこちら側に僕がいて、向こう岸にアートがある。『ART遊覧』で紹介されている情報というのは主に向こう岸で行われていることで、さらに大事な点はと言えば、そのリポートをしている人たちも、向こう岸に立って話しているんですね。だから、声が聞こえない。
 アーティストや作品が向こう岸にあっても全然構わないし、それはこちらの岸にもあるのかもしれないけれど、リポーターは、こちらに届く声で話さないと、或いは架け橋を教えてくれないと、僕はTVから目が離せないままなんですね。
 というそれは、遊覧のリポーターの方々をわるく言っているのではなくて、ようするに、このような貴重な情報サイトを先次情報として大いに参考にしながら、僕なんかがその都度こちらの岸からこちらの岸の人へリポートしていけばいいんだよな、と思ってます。
 ちなみにこちらのサイトには、以前スカイザバスハウスという谷中のギャラリーで知人の画家さん加藤泉さんが個展をされた時に、トラックバックとコメントの遣り取り、そして貴重な撮影画像の転載許可を頂いて大変お世話になりました。
 そんな加藤泉さんに関しては、SNSミクシィで僕が管理している加藤泉コミュというのが今年は鋭意更新中ですので、ご興味がおありの方は是非どうぞ。現在、参加者61名!トップ画像はご本人から掲載許可を頂いたアーヘンでの展覧会写真です(本ページトップに載せました)。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=59234
 加藤さん情報は、SNSで上手く運んだらそこだけじゃなくてオープンWeb上、つまりこのブログなんかでもコンスタントに更新していきたいと思ってますのでお楽しみに。