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 図書館で新潮バックナンバー最新号(つまり前月5月号)を借りてきたのは、もちろん村上春樹の連作短篇『東京奇譚集』の3本目を読む為だったのだけど、そしてそれは今回も最高に面白かったのだけど、今こうして「新潮」の話題を挙げているのは、その巻頭を飾った舞城王太郎の新作『ディスコ探偵水曜日(第一部)』がもんーーのすごく面白かったからなのでした。
 僕は舞城作品は全部ではないけど普通にチェックしていて、『阿修羅』も『山ん中』も『暗闇』も『熊の』もあとあれとあれ(と『好き愛』)ぐらいは読んでいるのだけど、この『ディスコ』を読んで思ったのは、”もう一回最初っから全部読み直そう!”ということでした。というか、読み直さなきゃ勿体なさ過ぎる!
 本作については余りにも与ったイメージが個人的に貴重なものだったので、それは後日書けたら書きます。