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藤谷治さんと話す

アンダンテ・モッツァレラ・チーズ
1) 昨日は下北沢にある、傑作小説『おがたQ、という女』の著者、藤谷治さんの経営されている本屋さん「フィクショネス」へ行ってきました。
 そして持参した本にサインして頂き、新たに『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』とよしもとばななさんの『なんくるない』(サイン入り!)を買ってきました。
 藤谷さんのお話は怒涛の面白さで、店を出てもしばらくのあいだ、その余韻に浸っていました。 


2) それから、(時間的には前後するのですが)藤谷さんのお店へ向かう道すがら、なんと保坂和志さんとすれ違いました。どこからどう見てもご本人で、サーッと足早に人込の中へ消えてゆかれました。
 保坂さんは藤谷さんの『おがたQ、という女』の帯文を書かれているんですよね。これは一体、どういう縁なのか。 


3) ということで、一日に3人もの尊敬する作家さんにお逢いできた(一人はサインで)昨日は、本当に素晴らしい一日でした。


4) 帰りにはずっと探していたランプ・シェードを吉祥寺のフランフランで購入し、さすがにくたびれて家に帰り着くと、ペンギン音楽大学のクラスメイトから電話があって、その日が授業日であり、私が思いっきり失念していることを教えてくれました。

友人「今日ですよね、ペン大?」
私 「・・・・・・うそッ!」

 昨年2月に入学以来、一度も欠席のなかった授業でしたが、これで初めての欠席。残念でしたが(ものすごく)、でもペン大に行くつもりでいたら、その日の「フィクショネス」訪問や保坂さん目撃やばななさん本ゲットもなかったのだと思い、不思議と納得しています。
 菊地さんも言ってました(たぶん)。良いことと悪いことは、いつも一緒にやってくるって。それに、その良いことの方が私にとっては、ちょっとそれじゃあ割りに合わないぐらいに良いことだったので。