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 ひっそりと、2005年4月28日に行われたマイルス・ゼミの第3回を更新し終えました。
http://note103.jugem.cc/?eid=281
 長かった・・・。細切れでアップしていたら、23章にも分かれてしまった。連載形式で養成ギブス的に効率上げる目論見だったのだが、全然ダメだったむしろ。でも終わったので良かった。

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 このところはそっくりもぐらさんの菊地ゼミ掲示板がもの凄い回転率です。
■『菊地成孔東大ゼミ非公式掲示板』
http://6717.teacup.com/sokkurimogura/bbs
 それもこれもあのセレブ感が理由じゃないのか。ようするに人は、「ちょっと頑張ればわかるかもしれない程度に、わからない」ぐらいの「わからなさ」に魅力を感じるようだ。誰にでも簡単にわかることをわかったところで、それは全然自分の存在価値を高く意識できないので、「みんなにはわからないだろうけど、俺には付いて行ける」的なプレミア感に憧れるのだ。でもそれは全然わるぐちとかではなくて、むしろ凄く大事なことだ。福田先生も登場してしまったこの遣り取りを見て、フランス語の勉強を始める人がいればそれだけで素晴らしいではないか。と言いつつも、実際にはそう簡単に事は運ぶまい、とも思う。「みんなが勉強してる」と想像してしまった時点で、そういう人はそこから興味を失ってしまうのだ。
 ところで、その福田先生によるエントリーの中でジャック・ラカンに関する言及があったのだけど(同上サイト2月14日(火)17時33分55秒付『Toutes les celebrites connaissent bien ce site-web! 投稿者:FUKUDA 』)、ラカンと聞いて僕が思い出すのはフランス現代思想の先生であられる内田樹さんだ。
 なので、今日は以前にも何度かご紹介した内田先生のブログにはじめてトラックバックさせて頂きます。これを見て、内田先生や秘書の方が、菊地さんや福田先生のエントリーを目にしてくださったなら、それって凄いスリリングですよね。
■『内田樹の研究室』
http://blog.tatsuru.com/
 ところで、そのトラックバックってどのエントリーに宛てたら一番適切だろうか、とちょっと考えていたら、なんと現時点での最新記事ではフランス語について扱っているのでそれしようかとも思ったのですが、やっぱり上記の件「”みんなにわからないけど、俺にはわかる”って思えることに人は惹きつけられる」という話にも繋がるこちらのエントリーにしました。
内田樹の研究室 「身の程を知れ」(2006年01月28日付)
http://blog.tatsuru.com/archives/001523.php
 内田先生に関しては、僕の愛読サイト『Mammo.TV〜考える高校生のためのサイト〜』で、以前こんな面白いインタビューがあったようです。うわ、面白い!!
■Mammo.TV「今週のインタビュー:内田樹さん」
http://www.mammo.tv/interview/117_UchidaT/
 ちなみに、僕が内田先生のことを知ったのは、最近読み倒している銀色夏生さんの『つれづれノート』が超面白くて銀色さんでネットを検索していたら、内田先生が銀色さんからお手紙をもらったというエントリーを書いてらして、それ以来ブログを拝読している次第です。ってことは以前にも書きました。
 ということで、フランス語に関するエントリーと銀色さんに関するエントリーはこちら。
内田樹の研究室 「業務連絡2件」(2006年02月15日付)
http://blog.tatsuru.com/archives/001563.php
内田樹の研究室 「銀色夏生さんからお手紙ついた(編集者ったら、読まずにしまいこんだ)字余り」(2005年01月29日付)
http://blog.tatsuru.com/archives/000720.php

 それにしても、『つれづれノート』は凄すぎる。